放射性物質は毒 その1

先日、福井市高屋にある、田谷農園の勉強会で、『土壌汚染』2013 NHK出版 の話を聞きました。何が土を汚しているか。放射性物質です。東京大学大学院農学生命科学研究科の調査チームによるレポートです。3.11の地震がもたらした、福島原発事故から、3年が経とうとしています。なんとなく意識し、なんとなく避けてきた事です。しかし、今回の勉強会は、放射性物質に向き合ういい機会だと思い、書き始めました。「土」を資源として産業を展開する農家には、避けて通れないことなのです。
結論から言うと、日本から逃げるのがベストです。福島の原発によってもたらされた被害は、想像を絶すると言って過言でありません。誰も、本当の被害を結論づけることができない。わからない。誰も、確かな答えを持たないものこそ、恐ろしいものです。そうであるのに、政府は原発を未だにやろうとしている。そういえば、外山恒一と言うユニークな活動家が、自分をテロリストと称して、原発賛成の街宣をしていました。主旨は、「日本を滅ぼすなら、原発の制御部を止めることで、実現できてしまう。福島原発の事故がその証拠で、日本を滅ぼしたいテロリストとしては、原発賛成だ」というものです。単なる笑い話として済ませられない内容がここにあります。それだけ、原発は危ない。
さて、「土」から離れられない農民は、やすやすと自分の土地を離れることができないのです。福井の原発銀座が崩壊するその時まで、農民は「土」耕し続けることでしょう。ならば、放射性物質についてちゃんと知ることが重要です。放射性物質は言わば「毒」です。自然界に「毒」は色々あります。食べたら害があるとか、皮膚に触れたら害があるとか、毒を持つ生物の攻撃(かまれたり、刺されたり)を受けて、毒が体に入るとか、呼吸して毒を取り入れてしまうとかです。生物は複雑な構造を持っていますから、毒の入る余地は色々あるようです。
放射性物質が持つ毒性とは何なのか?変異原という言葉で分類されています。変異源は生物の遺伝情報に変化を引き起こします。放射線はα線や、β線、γ線の形で細胞内のDNAや染色体に直接作用し、「がん」の原因となるのです。このことを遺伝毒性があるといいます。放射性物質は遺伝情報に作用する毒なのです。