三方よし

近江商人の思想を標語化したものの一つに「三方よし」と言う言葉があります。
近江商人は日本三大商人に数えられるほどで、今ある大企業にもその系譜を引くものがあると言われています。

三方よしの中身は「売り手よし、買い手よし、世間よし」。
売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない、と言う意味です。
(実際、会ったことのある滋賀の人はなんだかやわらかい印象があります。人当たりが良いんですね。付き合いをよーく考えているんだなと思わされます。)

なるほど、と納得させられます。言うほど簡単じゃないですが、やるべきことはこれなんだなと思います。
今の生活に置き換えれば、「人よし、牛よし、世間よし」と言えるでしょうか。

人の都合だけで間違った牛の飼い方をするのではなく、牛が心の底から満足し、さらに、牛を飼うことで地域社会への発展や福利の増進に貢献しなければならない、となりますか。

口にしてみると、非常に難しいなぁと感じます。けれども、これができなきゃ牛を飼うのはあきらめるべきなのだと改めて思います。就農と一口に言っても、人々の色んな利害がからみ、ただ牛を飼うと言うことひとつとっても色々な課題があります。

だが、三方よし、やってみようじゃないか。