農業すら環境破壊なのだ

以前、『農業は人類の原罪である』を読んで、強く感じたことがありました。
それは、農業ですら環境破壊なんだということです。言い過ぎかな?
柔らかく言うと、環境を人の都合のいいように操作する作業です。
けれども、他の産業と比べ、環境の操作度合いははるかに小さいかな?

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例えばこの絵、雑草扱いされている花にも昆虫がよってきます。彼らは彼らの都合で、咲いている花の恩恵を受けている。ミツバチかな?と思ったら、目の前で前足を擦り始めたので、少しがっかりしましたが、それは人間の都合でした。この花を刈り払ったらこの虫はここに来なくなるでしょう。そうしたら、今までのリズムが途絶えてしまいます。

虫も殺せないほど臆病ってわけじゃないですが、環境、引いては生態系、ある環境が維持されるべきシステムがそこには整っています。今、飛騨市古川町中野地区に住んでいますが、いろんな経緯があって、埋め立てし、高台を造成して、今の牧場がここにあります。きっと埋め立て後は殺風景だったのでしょうが、徐々に雑草、もとい野草が自分の戦略を以て今の環境を作り上げてきたことでしょう。ゆっくりと時間をかけて、いろんな生命体が緻密なつながりを紡いでいったに違いありません。それを「まぁ、だっしゃもない」って言って隅々までキレイに刈り取ってしまうことは、「緻密なつながりを断つことになるのかなー」と思うようになりました。それすらおおいなる自然のリズムには織り込み済みなのかもしれませんが、自然にはグルーブがあって、うまいあいの手を入れられないと大ブーイングです。常に自然、身近な環境と、緊張感のあるセッションを繰り広げている自覚を持って、畑づくりをしたいなーと思うこのごろです。僕の担当はベースですから、大地のグルーブを感じてみようと思います。

About 山本 武志

「じゆうちょう」担当。 職業 植木屋。 料理、コーヒー、土いじり 大大大好き。 最近の取り組み 合気道。 人生テーマ 自然、感性、愛、適当であること。
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