かゆいところに手が届く日常業務

牛を「つなぎ」で飼っています。

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ちょうど、木の枠が見えるでしょう。
こうした、決まった個室のようなところで、綱でつないで飼っているのが「つなぎ飼い」と言うものです。牛は1日中この個室で過ごします。「1日中こんなところで、かわいそう」とか言う声が聞こえてきそうです。そうなんです。そう思います。今はまだ、飼い方を選べないのでこうしています。
だからこそ、牛の様子をきちんと見ておかねばなりません。断っておきますが、牛(ジャージー牛に限って?)は基本おとなしく、大きい体の割に臆病で、こうした個室でも快適そうに過ごしています。毎日見てるのでそう直感してます。
で、そんな牛のご機嫌とりじゃないですが、必ずやっていることがあります。ブラッシングです。専用の道具があるのですが、それで牛の体全体をブラッシングします。「かゆいところに手が届く」って言う言い回しがありますが、ブラッシングってまさにそんな作業です。個室でつながれていると、届かないかゆいところがかけないようです。個室はずらっと並んでて、木の枠だけある状態なので、隣同士でかいてあげてることもあります。具体的には牛同士、舌でなめ合うのです。牛の舌はザラザラしていて、そういう役割を果たすんですね。
毎日ブラッシングやってると牛もわかるもので、「ここかいてくれよ」アピールをしてきます。主張の強い牛ほど、すごくアピール強いですね。

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例えばこいつ。ヨサク。声かけるといきなり後ろ振り返って、首ぶん回して、「早くかけ!」ってボディーランゲージします。態度でかいから少しイラっとしながらも、かくとこはかいてあげます。首とか、あごの下とかかいてあげるとすごい喜びます。「ブフーッ」って鼻息出して、気持ちよさそうです。かいてみるとわかりますよ。ほんとすごい気持ちよさそうにするから、こっちもおもわず笑ってしまう。希望者にはブラッシング体験てのもいいですね。そんなこんなで、飼える範囲内でできることをやっています。そのうち、散歩をしてみたいなと思っています。適度な運動は大事ですから。警察署に電話して聞いたら、基本的に犬の散歩と変わらないから大丈夫とお墨付きもらえました。ふところ深いです。