一体どんな遺伝してるの?

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福井県鯖江市の河和田地区で試験的に放牧しています。田んぼの2番草がまだあるので、もう少し放牧は続けられそうです。左がピョンス(黒毛和種とジャージー種のF1:雑種第一代♀)で右がアリペイ(ジャージー牛♂)。
大体同じ歳(月齢)なのに、体格がかなり違います。色も黒と茶で違います。性格も女の子のほうが強いです(がんばれアリペイ)。他にもいろんな細かい点でも違う部分があります。
そこで、ちょっと遺伝に関する話をしてみます。

―――めんどくさい人はこっから読み飛ばす―――
生物は大きさ、色、体の構造、タンパク質の化学構造などの色々な特徴を持っています。これを形質といい、その形質は部分的に遺伝子によって決定されています。その遺伝子の構成(遺伝構成)を遺伝子型といって、それが見た目や、検査等によってわかる形質として現れた生物の特徴を表現型といいます。
遺伝子(対立遺伝子)は2つで1セットになっていて、A、aのようにアルファベットの大文字と小文字で表示します。遺伝子は親から子へ受け継がれますが、例えば、父がAAという遺伝子セットを持っていて、母がaaという遺伝子セットを持っていたら、遺伝様式の性質上、子供はAaという遺伝子セットを持つことになります。この時、父は A と A 、母はa と a という同じ遺伝子のセットを持っていてこのような個体をホモ接合体といいます。子供は A と a という異なる遺伝子のセットを持っており、このような個体をヘテロ接合体といいます。父はAAという遺伝子セットで、母はaaという遺伝子セットだから、父の表現型は A 、母の表現型は a と言えます。子は A が表現型を決めるので A です。A を優性遺伝子、a を劣性遺伝子といいます。大文字と小文字の区別は優性か劣性かを表すのです。
参考 : 『ケイン 生物学』
―――めんどくさい人はここまで読み飛ばす―――

大雑把に言うとジャージー種や黒毛和種と言う牛の品種は2対の遺伝子のセットがかなり揃っています。そうすると、それらを交配したその子(F1)を見れば、どんな遺伝子が優性か(子の特徴としてでるのか)けっこうわかります。ピョンスはアリペイより大きいから、大きくなる遺伝子が優性です。また、ピョンスは毛が黒いので、黒くなる遺伝子が優性です。単に大きいというより、もっと細かく見ると、骨格とかも見れますし、体型の比較でもどんな遺伝子が優性か、想像できます。じゃあ、気が強いのもひょっとして(笑)?
形質(生物の特徴)は環境(食べ物や住んでいる場所など)によっても決まるので、遺伝子の影響だけとは言えませんが、そういう想像をしてみると面白いですね。

About 山本 武志

「じゆうちょう」担当。 職業 植木屋。 料理、コーヒー、土いじり 大大大好き。 最近の取り組み 合気道。 人生テーマ 自然、感性、愛、適当であること。
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